オニオンキャラメリゼ
カフェサンテ、福井さんのお話。
食に関わるものとして、引用させて頂きました。
福井さんの文を引用:
最近、暖かかったり寒かったり、変な気候ですよね?
一度しまったコートをもう一回ひっぱりだしてみたり、もう春だしとサブリナパンツをはいて寒さに凍えたり・・・
という経験された方もいるのでは?実はそんな気候変動は農業に影響を与えます。
いま白菜が打撃をうけています。淡路島の白菜は「とうだち」したものが商品として出荷できず、農家さんを
悩ませています。「とうだち」とは花を着生する茎が伸び出すことで、温度や日長の影響で起こります。
白菜の中心に芯のようなものができてしまう現象です。これができると商品として出荷できないのが今の日本
の一般的な流通です。しかも白菜は傷む前に出荷しないといけないので時間的なリミットもあります。
淡路島の白菜。逆手にとればこれから花をつける「とうだち」の部分は栄養が凝縮されたお宝部分ともいえる
のですが・・・。おいしいことは変わらない。なのに、農家さんが手塩にかけて育てた白菜が、個数にして
数十万個、このままでは無駄になってしまうピンチです・・・。「白菜いっぱい使うで!」という食品メーカーさん
や外食チェーンさんがいらっしゃったら助けてください。
消費者のわたしたちは、気候変動についてちょっと考えてみましょう。気候変動の原因は複雑で地球温暖化と
結び付けるのはいささか短絡的ですが、でも、地球温暖化も原因のひとつといえるでしょう。地球温暖化って、
都市部がうみだしたのに被害をこうむるのは農村部。過去のノウハウが活用できない気候変動リスクのもとで
農業をしている人たちがわたしたちの食べ物をつくってくれているんです。でもね、淡路島だけみても農業人口
は減り続けています。つくる人まかせじゃなくて食べるわたしたちもともに農業を守る時代なんだと思います。
つくる人とたべる人がつながるくるくるをつくりたいんです。美味しく楽しく。そして、おいしいには理由が
あります。わたしたちは知ることから。ちょっと考えることから。参加できると思うんです。
有機玉ねぎが無事に収穫できます様に。祈っております。
4月 10, 2013